子どもに英語を学ばせるための効果的な3つの方法

小中学校でALT(外国語指導助手)の仕事をしていると、日本人の先生方からよく聞かれる質問があります。

「なぜフィリピン人は英語が上手なの?」

フィリピン人である私の答えはいつも同じです。私が育ったフィリピンでは、幼稚園から大学に至るまで、教育カリキュラムに英語が組み込まれています。母国語はフィリピン語ですが、4歳から英語を学び始め、高校生になる頃には流暢に話せるようになっていました。

フィリピンでは、外国語学習の大半が学校で行われています。毎日、英語の授業がありました。数学や理科などの他の科目も英語で教えられました。先生は「英語の授業中にフィリピン語で話してはいけない」などの厳しいルールを設けて、私たちを励ましてくれました。

しかし、英語の授業以外では、私たちは母国語に戻っていました。家では、家族や友人と話すときにはいつもフィリピン語を使っていました。しかし、私を含め、多くのフィリピン人は英語を上手に話すことができます。

日本では事情が違うことはわかっています。学校での英語教育が限られている中で、日本の親が自分で子供に英語を教えるには、どのような方法があるのでしょうか?

1.幼少期から始める

ブリティッシュ・カウンシルによると、子供が流暢に話せるようになるために第二言語を教えるのに最適な年齢は、6〜7歳とされています。母国語である日本語を教えることに加えて、アルファベット、数字、その他の一般的な単語など、基本的な英語を教えることにも時間をかけましょう。

ABCの書き方を教え、後には自分の名前をローマ字で書くことも教えます。子供たちが小さいうちに、基本的な英語の挨拶を教えてあげましょう。一貫して練習すれば、「Good morning」や 「Thank you」などが自然に言えるようになるはずです。

子供たちは遊ぶのが大好きですが、これも言語学習のチャンスです。遊びの中では、できるだけ英単語を使うようにしましょう。 例えば、数を数えたり、おもちゃの色を英語で話したりします。ジャンケンの英語版である「ロック、シザーズ、ペーパー」を紹介することもできます。

また、「ストップ」や「ゴー」などの基本的な命令を教えることもできます。早くから外国の言葉や表現に慣れておくことで、大人になってからも覚えやすくなります。

2.英語のメディアに触れさせる

私が幼稚園児だった頃の記憶が鮮明に残っています。学校が終わると、「セサミストリート」を見るために走って帰ってきました。当時、テレビで放送されていた唯一の英語の子供向け番組だったのです。

私は幼かったので、何を言っているのかほとんど理解できませんでした。でも、キャラクターたちの会話を聞いたり、歌やジングルを一緒に歌ったりするのは楽しかったですね。今でも、その番組の中のいくつかの曲は、私にとってなじみ深いものです。

今では、インターネット上に子供向けの英語学習ビデオが何千本も公開されています。例えばYouTubeでは、親と子のために日本語訳を用意しているチャンネルもあります。この技術を最大限に活用してください。家では、ABCソングや数字の歌などのキャッチーな歌や童謡、ディズニーのヒット曲などを流して、楽しく英語に触れさせてあげましょう。

また、ウェブ上の情報だけに頼る必要もありません。子供部屋や遊び場に英語のポスターを貼るのもいいでしょう。絵本や古典的な童話などの短い物語を用意し、できる限り読み聞かせをしてあげましょう。

エリック・カールの「The Very Hungry Caterpillar」や、ビル・マーティン・ジュニアの「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」などは、ストーリーが楽しく、英語も簡単なので、気軽に読み聞かせることができます。

3.お子さんを英会話スクールに通わせる

「子供に英語を上手に話せるようになってほしいけど、仕事が忙しくて教える時間が余っていない。」 

「息子に外国語を学ばせたいけど、私自身が英語をあまり話せないんだよね~。間違ったことを教えてしまったらどうしよう?」

「娘に英語の本を買ってあげたいけど、何を選んだらいいのかわからない。娘には難しすぎたらどうしよう?」

これらの問題に心当たりはありませんか?

誰もが子どもたちのために最善の努力をしていますが、時には現実が邪魔をします。仕事や家事で忙しい親御さんもいれば、自分の英語力に不安を感じている親御さんもいるでしょう。

そんなときに役立つのが、英会話スクールです。通常の学校では、知識やスキル、学習スピードが異なる子どもたちを、一人の先生がクラス全体で担当するのが一般的です。一方、英会話スクールでは、マンツーマンや少人数制で、お子さまのニーズに合わせて先生が指導しますので安心です。

さらに、英会話スクールでは、本やゲーム、歌、ビデオなど、さまざまな教材が用意されています。先生は、お子さんにとって本が簡単すぎるのか、それとも高度すぎるのかを判断し、それに応じて調整することができます。先生がカバーしてくれるので、適切な教材を買うことを心配する必要はもうありません。

また、英会話スクールの講師は外国人が多く、中にはネイティブスピーカーや英語を第二言語とする人もいます。外国人の先生がいることで、お子さんは一生懸命英語でコミュニケーションを取ろうとします。また、英語を使って異文化の人たちとつながるという、他では得られない貴重な体験をすることができます。

現代社会では、あらゆるものがつながっています。だからこそ、私たち自身、そして子どもたちにも、複数の言語を話すスキルを身につけさせるのがベストなのです。幼い頃から英語を教える努力をすることで、子供たちは人生に役立つ強みを得ることができるでしょう。